自家消費型太陽光とは?

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 みなさん、自家消費型太陽光って言葉を聞いたことはあるでしょうか?

 

こんなやつです。
屋根の上にある場合もありますし、
空き地に置かれている場合もあります。
その電気を自分の家や物件に繋いで
使うのが自家消費型太陽光です。

自家消費型太陽光とはなんぞや

 先日、太陽光発電がぼろ儲けだった時代があり、今でも利益を出そうと思えば出せるというお話をしましたが、久しぶりに施工業者さんとお話をしたらそうでもないようです。
 そこで、最近はよく見るようになった屋根置きの太陽光ですが、果たしてお得なんでしょうか?

自家消費型太陽光発電はお得なの?

 損をする、と言えばウソになりますが、一般の太陽光業者さんに頼んだらおそらくお得ではありません。彼らも商売なので仕方ないところはありますが、見積もりを見てみるとすごく高いです。
 結論から言ってしまうと、太陽光設備は設置しないというのが、正解となってしまいます。その費用があれば、エアコンを高効率のものに変えたり、断熱効果が上がるようにサッシを二重にしたりするほうがよっぽど効果的です。
 ですので、私みくりは太陽光設備を設置するのはオススメしない。というのが結論であるということをまずは申し上げておこうと思います。

売電すれば儲かるんじゃないの?

自家消費型の太陽光はお得ではないと申しましたが、それでは屋根の上とかで発電した電気を売れば儲かるのではないか?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
確かに19円/kwhという買取価格は魅力です。しかし買取期間が10年と短く、投下資本を回収するのは難しいと言わざるを得ないでしょう。
そう考えると東京電力の従量電灯B料金が約30円/kwhですので、19円で売るより使ったほうが11円くらいお得になってしまうんですよ。その意味でも自宅などで、売電目的で太陽光をやる意味はあまりないですね。

どうしてもやりたいなら自家消費型

 上記で触れましたが、太陽光はやらないというのが賢明な選択肢ですが、どうしてもやってみたい!という方もいらっしゃるでしょう。そう言った方は自家消費型の太陽光に限ってやるのが一番お財布にやさしいかと思います。
 そして、ここで重要なのが、規模を少し小さくするということです。家の全電力を賄えるくらいの規模でやろうとお思いの方がいらっしゃれば、それはやめたほうがいいです。電気の使用量には波がありますので、発電して電気が余っては無駄です。売ると上記の通り安くなってしまいますし、発電量を増やすと設置費が高くついてしまいます。
 このことから、設置規模は、使用量(専門用語でいうと昼間の最大デマンド)を下回るくらいの規模がちょうどいいかもしれません。
 そうですねぇ、あえて言うなら5kWくらいの出力がいいのではないでしょうか。

蓄電池は絶対NG

 蓄電池をセットで設置するという営業トークが最近流行っているようですが、コレは絶対にやめたほうがいいです。蓄電池価格を電力料金の差分で獲得するのははっきり言って困難です。そうであれば、発電した分を使い切る形が一番です。
 ですので、蓄電池設備は見送るといいでしょう。

まとめ

 この度は、ご家庭の屋根に置く自家消費型太陽光を見てきましたが、お財布という点からはあまりおススメできないというのが結論です。環境に配慮という方もいらっしゃるかと思いますが、あまり効果があるわけではなく、廃棄時に出る産業廃棄物のほうが環境に悪いんじゃないかなと思うくらいです。
 そういえば、上記で一瞬登場した施工業者さんのお話しですが、太陽光の施工費(材料費)がここ最近ものすごく高騰しているそうです。あくまで参考ですが、野立ての太陽光発電所を作る際のコストが1kWあたり14~15万円くらいかかるそうです。ちょっと前までは12万円とかでお願いできたのにえらい高くなったなぁ。と感じた次第です。
 何はともあれ、もし皆様が太陽光を設置する際は15万円/kW(野立て)を一つの目安にしていただけたらなと思います。ただ、業者さんによってはパネル代だけでこれ以上請求してくるところがあるのでお気を付けください。。

 太陽光の話はまたどこかでさせていただきますので、お楽しみにしていていただけたら嬉しいです。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。
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